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多賀城市の名前は、神亀元年、西暦724年に創建し、陸奥国府が置かれるなど、古代東北の政治・文化の中心として繁栄した「多賀城」に由来しています。
また、多賀城跡は平城宮跡、大宰府跡とともに日本三大史跡に数えられ、遺跡の国宝とも言うべき「特別史跡」に指定され、日本の歴史を語る上で重要な史跡のひとつとされてます。

特別編第一章 多賀城の創建

第一章

多賀城の創建

古代の中央政府は、東北地方の軍事・行政を管轄する機関として、神亀元(じんきがん)(724)年に多賀城を造りました。政庁は、その最重要施設であり、東北地方に関するさまざまな事こと柄がらが、この場所で決定されました。

多賀城跡政庁地区(たがじょうあとせいちょうちく)

盤龍紋鏡(ばんりゅうもんきょう)(東京大学駒場博物館蔵)

多賀城の名前の由来とされる銘めい文ぶんが記されています。国家の幸福を祈る心が、「多賀城」の名に込められています。


多賀城碑(たがじょうひ) (国指定重要文化財)

多賀城が造られた年代は、当時の歴史書には一切記されていません。今も田屋場(たやば)地区に残る多賀城碑のみが、そのことを伝えています。

(問)埋蔵文化財調査センター  TEL368-0134

  • 多賀城創建記念