特別編第一章 多賀城の創建
第一章
多賀城の創建
古代の中央政府は、東北地方の軍事・行政を管轄する機関として、神亀元(じんきがん)(724)年に多賀城を造りました。政庁は、その最重要施設であり、東北地方に関するさまざまな事こと柄がらが、この場所で決定されました。


多賀城の名前の由来とされる銘めい文ぶんが記されています。国家の幸福を祈る心が、「多賀城」の名に込められています。

多賀城が造られた年代は、当時の歴史書には一切記されていません。今も田屋場(たやば)地区に残る多賀城碑のみが、そのことを伝えています。
(問)埋蔵文化財調査センター TEL368-0134