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特別編 第十章 多賀城城下の古代都市

第十章

多賀城城下の古代都市

 およそ平安時代になると、多賀城の南面には道路によって碁盤目状に区画されたまち並みが作られます。南北大路と東西大路をメインストリートとして、東西6条、南北13 条の道路がありました。 東西約1700㍍、南北約900㍍の範囲に広がるこのまち並みは、古代東北統治の中心的な地域として、「古代都市多賀城」と称されています。

現在の風景の中にみる古代のまち並み(山王地区から北東側の多賀城跡を望む)

南北大路の発掘調査風景(人が立っている範囲が路面)

 まち並みのメインストリートであった南北大路は、最大幅約23メートルにも及ぶ大きな道路でした。写真奥に写る丘の上の多賀城へと延び、多賀城南門につながっていました。


上級役人が住む地区で見つかった井戸跡

 まちの中からは、掘立柱建物跡や井戸跡など、そこで暮らしていた役人や工人などの生活の跡が多く見つかっています。 特に東西大路沿いは、上級役人が住む一等地でした。

  • 多賀城創建記念