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特別編 第十二章 多賀城南門復元 その弐

第十二章

多賀城南門復元 その弐

 多賀城南門は、当時の建築技術の粋(すい)を集め、二重門という最高位の門を建設しました。復元するに際しては、可能な限り古代の建築技法を取り入れ、建築しました。その一方で、見学者の安全に配慮し、見えない部分には最新の耐震補強を行っています。まさに、古代と現代の技術が融合した、ハイブリットな門となってます。


組物(くみもの)の様子

 古代建築では、重要な建物をより大きく見せるために、柱の上に組み物と呼ばれる構造物を設け、建物の軒先を広げています。南門では、発掘調査の成果などから二手組(ふたてぐみ)の組み物であったと想定してます。

槍鉋(やりがんな)仕上

 柱など木部の仕上げには、奈良時代にも使われていた、先端が槍の穂先のようになっている槍鉋を使用しています。柱のごつごつとした仕上がりは、この槍状の刃物を使用したことによるものです。

  • 多賀城創建記念